私自身、これまでお肌に「塗るもの」はかなり意識してきましたが、「汚れを落とす」ことに関してはあまり(ほとんど!?)気にしていませんでした。
アイテックの勉強会に参加して、汚れを落とすこと(落とし方も重要!)に意識を向けてみたら、ぐっとお肌の調子が良くなりました。
結論から言いますと、汚れや角質が溜まりまくったお肌にどれだけ良いものを塗っても、あまり意味がなくてもったいないですよ〜ということです。
まずは「角質」とは何なのか?を理解するために、こちらをご覧ください。
セルベスト化粧品より引用
基底層で生まれた細胞がグングンとお肌の表面に移動し、最後は角質(=アカ)となって剥がれ落ちるまでの過程を「ターンオーバー」と呼びます。
私たちに見えている「お肌の表面」は、死んだ細胞の集まりなのです。
ターンオーバーの周期はおよそ「年齢+8日」であることがわかっており、つまり、年齢とともに「死んだ細胞が剥がれ落ちるまでにかかる日数」が遅くなっていく、ということになります。
老化だけでなく、生活週間の乱れや紫外線、お肌の乾燥などが「ターンオーバーの乱れ」を引き起こします。
「ターンオーバーが乱れる」と、本来なら自然に剥がれ落ちるはずの角質がどんどんお肌に蓄積していくことで光の透過率が低くなり、お肌がくすんで見えてしまいます。
さらに、分厚い角質の層ができると、どんなに良い成分の化粧品を使っていても、なかなかお肌に入っていかず届くべき所に届きません。
もったいないですよね・・・
では「ターンオーバーは早ければ早い方がいいのか?」というとそうではなく、早すぎると細胞が未熟なまま角質層まで押し上げられてしまうことで、くすみやシミなどの原因となります。
お肌がダメージを受けると、「お肌を守らなきゃ!」と急いで新しい細胞を作ろうとします。
次から次へと新しい細胞ができるので、成熟する前に角質層まで押し上げられてしまうのです。
完成前の細胞ですから、形はバラバラな上、機能も未熟なので、外部刺激から守るという本来の役割を果たすことができません。
そのあたりのお話は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。→【勘違い多数】皮膚のターンオーバーとは?皮膚科学の基礎から徹底解説!
さて、そんなターンオーバーのプロセスの一つ「角質(角層)の剥離」を手助けしてくれるのがアイテックのスキンリムーバーです。
DDSマトリックス スキンリムーバーの使い方
お肌に溜まった汚れや角質を浮かせて溶かして落とすタイプのピーリング剤になります。
お使いの方は容器をご覧になってみてください。
「ジェル状パック」と書かれています。
「パック」ですので、たっぷりと手に取ったらお肌にのせて少しおき、その後クルクルなでてください。
「強くこすらず、やさしく」がポイントです。
そのうちポロポロとカスが出てきます。
黒・グレーのカスは汚れとアカ(=細胞の死骸)、白いカスはアカです。
初めて試す時は片方の手のひらに使い、使用後に両手の色を比べてみるのがオススメです。
今日の記事をお読みいただくと、アイテックの「基本の3点セット」がなぜマトリックスエキス・スキンリムーバー・スキンケアソープの3つなのか、おわかりいただけるかと思います。
私は「マトリックスエキスは効果なし」「アイテックの商品を使っても以前と変わらない」という口コミがあるのも「人によっては、そりゃそうなるよな〜」と納得できました。
ただ、1回使ってキレイに全部落ちるかと言われるとそれは難しく、長い年月をかけて蓄積した汚れや角質であれば、やはり落とすのも時間がかかります。
他のアイテムも同じですが、使用頻度や1回の使用量、それまでのお手入れ方法、角質ケアをしたことがあるのか・ないのか、生活習慣、インナーケアの有無など、人によってかなり差が出ますので、根気強く継続してお使いいただければと思います。
一つ確かなことは「何もしないよりかはマシ!」だと思います。
スキンリムーバー未経験の方は、ぜひお試しください。